エプタ

時代の先へ エプタ

Vol.78 2016.9月[月号]
月号

特集

透ける技

エプタ表紙
 
 B A C K N U M B E R L I S T S
 Vol.78  C O N T E N T S


―うすぎぬの美  もじり織
 染織家・松田えり子

―沖縄の光と風を織る 
  喜如嘉の芭蕉布

  染織家・喜如嘉の芭蕉布保存会
 会長・ 平良敏子
 喜如嘉芭蕉布事業協同組合・理事長・
  平良美恵子

―千分の一ミリ単位の精度で組む 
  組子細工
  栄建具工芸代表・建具師・横田栄一

―はさみの芸術 レース切り絵
  切り絵作家・蒼山日菜
―和を彩るレースガラス

  レースガラス作家・小西潮

―和と遊ぶ ムリーニ
  ムリーニガラス作家・江波冨士子

氷川丸とステンドグラス

―光を宿し 光を放つ 光器
  陶芸家・新里明士

―安らぎの間 呼吸する和紙
  和紙デザイナー・
  りくうデザイン代表・佐藤友佳里

―透けるほどに薄く ふぐ刺し
  「ふく料理 大漁」

―偽造を防ぐ、透かし
  紙幣

―簾ごしの隔ての世界 簾

―透かし 鐔


・・・・・・・・・・


―連載・Dr.神尾の健康快道
 日の出ヶ丘病院院長・神尾重則

―スキンケア講座
 透明感のある肌

―エプタザールコンサート情報

―次号予告/編集室から

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日本家屋を象徴するような組子や透かし彫りのある欄間、
独特の透け感を保ちながら外部からの視線を隔てる簾。
蒸し暑い夏に涼を誘う紗や絽の着物など、昔から親しまれてきた用の美の数々。
皿の絵柄が透けて見えるほどの薄造りの刺身は
日本の食文化の花形だろう。
新発想から生まれた”呼吸する”和紙や光を放つ光器。
切り絵とは思えないほど緻密なレース切り絵、
イタリアの伝統工芸ベネチアンガラスを
「和」で軽やかに表現する伸びやかな作家たち。
刀の鐔や、日本の紙幣に至るまで、
匠たちの「透ける技」を紹介しようーー。